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無意味かもしれない
「完全看護ですから…、お帰り下さい。」


何時間もロビーのソファに座り続けていた私と龍二サンに、さっき私が理不尽に怒鳴り散らした看護士さんが優しく声をかけてくれた。


「はぁ…、でも。」

と、龍二サンは私を見る。


「…分かりました。」


看護士さんは、私に携帯の番号を聞く。

「もし万が一、容態が急変したらお知らせします。」


私は頭を下げ、エレベーターに向かった。






龍二サンの車に乗り、「何か食べれる?俺、腹減ってるんだ。」と言うので、ファミレスに行く事にした。



もうだいぶ落ち着いた私は、彼に謝った。

「あぁ、大丈夫。慣れてるから。」

「女に、ひっぱたかれるの?」

「うん。」

龍二サンは苦笑いする。


「アッケともケンカしてたっけ…。」

「腕力で言ったら、当然アイツが1番なんだけどね。

女に叩かれる方が、痛い。」

「…そう?」

「うん。
気持ちが入ってる方が、痛いんだ。」


だったら、女遊びしなきゃいいんじゃん…?

そうだねと、彼は聞き流す。




私はなんとなく、遥の事を龍二サンに話した。

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あきゅろす。
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