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静穏を装い
私は泣きもせず喚きもせず、静かに龍二サンの車に乗っていた。






予感は、全然違う意味で当たった。










「大丈夫だよ、死にゃしないから。
ただ、ちょっと頭を打ったらしいんだ。

それで今、ICUにいる。

家族以外は面会出来ないから、俺はノブさんやおばさんにそう聞いただけなんだけど。」













私は一切の感覚を遮断して、アッケの無事だけを祈る。

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