恋愛観
遥とバイバイして私は聖菜ちゃんにメールをした。
『ちょうど仕事終わったよ〜！今から龍二さんとこ行こうと思ってたけど、どうかした？』
と、すぐ返信をくれた。
友達の恋愛相談をしたいと言ったらＯＫしてくれたので、新宿に戻りファミレスで待ち合わせした。
「やっほ☆」
あ、早かったネ。
私は聖菜ちゃんが席に着くなり、遥の話しをした。
「う〜ん…。そのコもカレシも直接知らないからね〜、何とも言えないんだけど。恋愛の基本を伝授しよう！」
「なぁに？」
「押して来たら引く、引かれたら押す。コレが駆け引きの基本。」
「へぇ〜。」
「けど難しいんだよね。うまくやんないと『その気がない』って思われて、離れてっちゃったり。」
…私には到底、無理そうだ。
「聖菜ちゃんて今までの彼氏とどんな理由で別れたりした？」
「結構色々あるよ、浮気された事もあったし。でもどっちかが思ってたのと違ったっていうのが、１番多いかな。」
思ってたのと違う…。
「そう。想像以上に束縛されてうっとうしくなった、とかね。逆に構ってくれな過ぎだったり。」
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