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負った、傷
「だからヒトミちゃんの事があった時、アケミくんすごい悩んでたんだよ。」
「え？」
「自分ひとりで浮かれて、なし崩しに結婚しただけなのかな。
本当はこんなの、アイツは望んでなかったのかもって。」
「そんな事ない！
…そりゃ、最初は戸惑ったケド。」
「だったら、そう言ってあげなよ。」
そしたら安心すんじゃない？って、言われた。
未だ引きずってるのは、私だけじゃない。
むしろ、私の方が良い方向に考えられる様になって来ていたんだ。
ゴメンなさい…。
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