号泣
俺にとって3回目のラブホ。
いづみとはあれ以来機会がなくて、していない。
部屋に入るなり、羽柴は俺の背中に抱き付いて来た。
思っきり彼女は声を上げて、泣いた。
俺が言った通りって…?
あぁ、そっか。
本気で好きになった男が出来たんだな。
…なんか、俺も泣きたい気分だ。
彼女はひとしきり泣いた後、俺を解放した。
「ゴメ…っ、入ろっか…。」
涙をポロポロ零し、しゃくり上げるお前。
見てると胸が痛いよ…。
怒りと嫉妬が、入り混じってさ。
もう、認める。
俺、お前が好きだ。
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