日曜日
朝も早くから、城戸にメールした。
いくら何でもまだ寝てるだろうな。
『キレイなカラダになりました』
と。
寝呆けた声の彼から、すぐ電話が来た。
『へ…?これって…、』
説明しようとした私の台詞を遮り、とんでもない勘違いな言葉が耳に飛び込んで来た。
『膜でも復活させたのか?』
…馬鹿じゃん。
「悪いけど、純正で膜ついてるし?」
『ふ〜ん。』
うわ、最悪!しゃべれよ、ヒクなよ!!
『それ、オレが破くから。ちゃんと取っといて。』
「いいよ、卒業したらね。」
『何言ってんだ。夕方までに連絡するから、それまでだよ。』
今から彼女に別れ話しを切り出すのだろうか。
で、カタがついたら私と即SEX?
…ウソ!?
ウソ、ウソ、ウソ〜!?
いくらなんでも、そんなのあり得ないし。
落ち着け、私。
だいたい、好きだの一言も言われてない。
付き合おうだとかも、言われてない。
…SEXするって宣言されただけじゃんか。
意味分かんねー!
だったらあのコとヤってりゃいいじゃん。
彼女なんだし。
男はどうか知らないけど、女は『特別』な相手じゃないと嫌なんだよ!
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