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土曜日
朝起きると、携帯が点滅していた。

画面には「受信メール1件」と。



『シカトすんなよー。』



なんともまあ、つくづく自分勝手な私。

嬉しいんだか苦しいんだか、分かりゃしない。



『してないよ、寝てた』



これだけの文章を書くのに5分以上かかったし。

送信するのに、さらに3分迷ったし。






『だから、どこ行きたいって聞いてんの。』


すぐ、返信が来た。

私は布団に包まって手にヘンな汗をかきながら、また返信。


『聞いてどうするの?デートの参考にはならないってば』


分単位で、メールのやり取りを交わす。


『そうじゃないよ。







…あれ?ENDが…ない?







オレが連れてってあげる。』





何考えてるんだ?何も考えてないのか?

どっちだ?




どちらにせよ、

私の脳みそは酸欠状態。



息が出来ないくらい、苦しいよ…。

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