eternity
「嘘だよ、冗談。」
ふっと、笑う彼。
よ、良かった。でもちょっと待って?
あたし、何かとんでもない発言しちゃったよねーッ!?
躊躇いの表情を見せたあたしを、彼は離した。
「肉体(カラダ)の事なんて、本当はどうでもいい。」
何もかも、見透かされているのだろうか。
「俺は‥魂を、」
あたしはまた、見た事ないものを見せつけられた。それは、
「お前に、魂を食い込ませたい。」
泣き顔。
「いつか滅びる肉体なんかじゃなく、永遠の魂で貫きたい。」
あたしは手に入れておきながら、これからそれを失う。
永遠という名の、『白』を──‥。
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