危ないの…? 区役所を出て、今度は産婦人科へ向かう。今日は検診の日。 そのため、仮の保険証も発行してもらった。 「ちょっと、お腹張ってますね。モニター付けましょうか。」 先生にそう言われた。 待ち合い室にいたアッケに1時間くらいかかるみたい、と伝え陣痛室に連れて行かれた。 ベルトにマイクがついてるような物をお腹に巻かれ、心電図みたいなグラフの紙が出て来る機械だ。 「何かあったらナースコールして下さいね。」 と言われ私はひとり、ベッドに横になっていた。 30分くらい経った頃、看護士さんが入って来て 「…先生呼びますね。」 なんだろう。赤ちゃんに、異常でもあるのだろうか。 先生は、 「こりゃかなり張りがあるねぇ。17週か…。」 カルテを見ながら言う。 「確か、さっき旦那さん来てたよね?呼べますか?」携帯を使っていい、と言われたのでアッケに電話して陣痛室に来てもらった。 「切迫流産の可能性があります。 念のため、入院した方がよろしいかと。」 「…お願いします。」 彼は険しい表情で、そう言った。 [前へ][次へ] |