[通常モード] [URL送信]
トップ
「よぅ、生きてたか?」

「あ〜無理無理。死にそ…。」

龍二サンはアッケに寄り掛かるように座る。

「ッんだよ、気持ち悪ィな。離れろや!」

「このまま寝たいぃ〜…。」

「んじゃ、帰って寝れ!」

「だって帰ってもご飯ないんだもん。」

「俺ァお前のメシ炊きかい。」



「元気だった〜?」

龍二サンは、酷く腫れた目をしていた。

「てか、龍二サンこそ…。大丈夫?」

仕事が忙しく、仮眠は取ったもののずっと店に詰まってたと言う。

「聞いてくれよ〜。俺、2日家に帰ってないんだけど〜。」

「マジ!?大変だったんだね…。ホントだ、髭生えてる。」

「ま、それがお前の仕事っしょ〜。」

「はぁあ〜…、もっと有能な店長を雇いたいな〜…。」


え?雇いたいって、何?


「ん、お前知らんかったっけ?龍二、オーナーなんだよ。コンビニの。」

「え、ウソ!だって、いつも『バイト行って来る』って…。」

「うん、人足りないから普通にバイトもしてるの。」

「お前ね、コンビニのバイトであんな家に住める訳ねェだろが。」







考えてみたら、確かにそうだ。

[前へ][次へ]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!