雑多
サンジ×ロビン
「…おかえり、ロビンちゃん」
「あら、もしかして寝ないで待っててくれたのかしら。それは…ちょっと、申し訳なかったわね」
「仕込みのついでだからさ。それより珍しいね、ロビンちゃんがこんな夜中まで探し物なんて」
「…前から情報はあったんだけど実物を知らなかったから、手にするまでに随分と手間取ってしまって」
「そこまでロビンちゃんの気を引ける存在が羨ましいけどね、俺は。…っと、そうだ。今日の街でロビンちゃんの気に入りそうなコーヒー豆買ったんだけど、一杯どう?」
「頂くわ。……ねぇ、何を買ってきたと思う?」
「うーん…本とか、アクセサリーとか……ああ、花の種?」
「残念。ただの調味料よ」
「……調味料?」
「そう。この時期にしか手に入らない夏島特有の、熱花から作ったシロップですって…コックさんのお気に召すといいんだけど、」
「え、と…俺、に?」
「もちろん。受け取って貰えるかしら?」
―――いつだって短時間で効果を上げる君を半日も迷わせていたのは、僕。
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