みとれてた
※死ネタ?
主を失くしても尚､この世界は回るという矛盾を逆手にとって､俺達は息をする｡
神様のいなくなった世界｡
眠る横顔を看取れたのは､俺達だけだった｡
優しい神様｡
そう、あまりにも優しすぎたんだ｡
いつも誰より強がってて､わざと突飛なこと言ってみせたりして…そのくせ､誰より普通の女の子だったり｡
神様は､無意識のうちに､いつの間にか色んなモノを無くしてた｡
真実を知らない神様は､真実を知ることで､泣いた｡
はらはらと、綺麗な雫が静かに落ちていったのを、ただ見つめていた｡
“こんな力なんて､欲しくなんてなかった…！”
そんな小さな神様が最期に願ったことは｡
神様の凛とした寝顔を､じっと眺めていた｡
その横顔が余りにも綺麗で…綺麗過ぎて､なんだか現実味がなくて｡
あぁ､もう本当に目を覚まさないんだろうなぁって､頭の冷めた端っこの方で思って｡
眠る横顔に見惚れたのは､多分俺だけだった｡
(せめて安らかな眠りを――なんて､神様のいなくなった世で､誰に請うことが出来るのか)
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某漫画サイトのキョンハルが素敵すぐる。
あの方のセンスというか感性というかが､クリーンヒット！どつぼ！
ハルヒは｢死んだ｣というより｢目を覚まさない＝冬眠｣なイメージ｡…あんま変わらないですかね｡
あと私の駄文、人死にすぎですいません……
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