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Novel
★【03前提モブ*男主】書きかけ
精液転換
書きたかった内容:精液で性転換 オメガバースとは違うよ

俺は星月学園に通うごく一般生徒だ。賑やかな仲間に囲まれて、生活は順調、成績は平均。将来は星に関わる仕事に就ければいいと思ってる、そこらへんにいる高校生だ。ほぼ男子校状態のこの学園だが、男子校故に男同士で恋人ができたりもする。バレンタインデーなんて、男同士でチョコを渡し合うような地獄絵図っぷりだ。俺はそういうイベントは避けていそいそと寮の自室に戻ってしまうような感じで、友達はいるにはいるけどどちらかというとオタクっぽくてクラスの端で静かにしてるグループに属してる。

「おい、名無し」

……のだが、何故か最近嫌な奴に目をつけられてる。クラスの不良、七海哉太だ。何かと俺に声をかけてきては教科書とか宿題をふんだくっていく。正直顔も見たくないくらいの奴。いつも一緒にいる東月や土萌、夜久も止めてくれないし……もしかして俺、このまま虐められる運命にあるのか…!?

「な、なんだよ」

「昨日の課題、写させてくんねぇ?」

「お、お前のグループには東月がいるだろ!?なんで俺なんかの…」

「錫也のコピったらすぐにバレるだろ!お前のならいいかなって」

そういうことかよ。どうせ俺は都合のいい奴だよ!普段一緒にいないから、つるまねーから、答えが似てても咎められないとでも思ってるんだろ!!畜生、腹立つ。正直七海は俺より頭が悪い。悪いというか、要領悪くて成績が低いというか……。けどやっぱり不良は不良だ。自分より弱い奴にたかって自分が有利になるようにしやがる。そんなアイツが大嫌いで、最近は前よりも陰でこそこそするようになってしまった。くそっ……でもアイツはあの生徒会長にも気に入られてて、俺みたいなちっさい存在じゃどうにもできない存在なのは確かだ。悔しいけど、それを受け入れるしかないんだ……。



そんなある日のことだった。俺は明晰夢ってのを見た。自分が夢の中にいるってわかってて見てる夢のことだ。その夢に出てきたのは、昔アニメでみたような“いかにも”な占い師。俺はそれが夢だとわかってたから、強気に「何の用だよ」とか言ってた。

『お前に一つ忠告をしてやろう……』

薄い膜みたいな布を被った占い師が俺に向かって口を開く。

『交わるな。さすればお前は破滅を迎える』

「交わる?それってなんのことだよ?」

『私は忠告をした。信じるも信じないも貴様次第……』







「……」

奇妙な夢を見てから1週間が経った。交わるってのがなんなのかわからないままモヤモヤと過ごしてしまっている。いつものメンバーと絡むのもだるくて、あの夢の続きを見ようと昼寝を積極的にしている俺だが、手応えはない。

「やっぱ、夢は夢か…?」

裏庭でごろごろしながら晴れた空を見上げていると、俺の夢の出来事なんて小さな事に感じる。そうだな、所詮夢だ。気にしてる方が馬鹿らしいよな……。

「お、いたいた。お前が名無しか?あの七海が気にかけてる野郎っていうのは」

「はい?」

そろそろ教室に戻ろうかと背伸びをした俺に、背後から声をかけてくる男がいた。くるりと振り返ると、見たことはないが柄の悪い男で、日陰に生きる俺はビクッと肩を引きつらせる。

「な、なんスか」

絞り出した声は今にも消えそうで、でもぎりぎり相手に届いたようだ。声の弱さがツボに入ったのか、ゲラゲラと下品に笑いながら相手の不良は俺に近づいてくる。やだ…いやだ、やめろ…!!

「ははぁ、噂通りだな……お前だろ、七海が好意寄せてるやつってのは」

「はい!?」

胸ぐらを掴まれ、顔をグイと近づけさせられる。タバコでも吸ってるのだろう、鼻にツン、と嫌なかおりがついた。顔を背けようにも力は強く、タバコくさい息が顔にかかってくる。加えて鼓膜を揺すった言葉は俺の頭を混乱させるには十分で、俺は立場も忘れて素っ頓狂な声を張り上げた。七海が好意を寄せてるのが、俺!?あいつには夜久っていう幼馴染がいたはずだろ!?なんの事だよ!!

「ちょ、待ってください……なんのことか…」

「最近、うちのチームのやつらが七海にやられてストレス溜まってんだよ……。なァ、発散させろや」

「マジで待ってください!俺、七海とは関係な……!!!っ、ぐふぁ!!」

情け容赦ない痛恨の一撃が俺の腹に決まる。吹っ飛ばされそうになる俺の身体は、襟元を握った手だけで抑えられ、衝撃を流せなかった体に激痛が走る。どうして、どうして俺なんだ……!!俺は七海と友達ですらない!一方的に搾取されるだけの、地味な存在だ!!

「げふっ…違う…俺…あいつとは関係ない……っ」

「あぁ?何寝ぼけた事言ってんだよ。課題写させてるの、俺の仲間がちゃーんと見てんだよ。今更友達じゃないフリか〜?七海も可哀想にな〜」

ダメだ、話が通じない……!!!
しかし俺は普段勉強かゲームくらいしかしない、体力とかは、ない。喧嘩なんてできるはずがない……くそ…このままボコられるしかねえのかよ…。悔しい……何でだよ…勉強してない奴らの方が偉いとかこんな世の中…最低だ……。
ボコボコにされて、俺は終わるんだろう。そうなるに決まってる。そう思って覚悟を決めた……その時だった。

「ん?それにしてもお前……」

俺が苦しげに、顔を背けようとした時であった。なんか、好色の目で俺を見つめてきたのである。

「へぇ……少しは楽しめそうじゃねえか」

「は?何を言って……うわぁ!?」

ビリィ、と、聞きなれない音が鼓膜を揺らす。何を思ったのか、不良野郎が俺の服を破きやがった!!

「よく見たら、一発抜いてもよさそうな顔してんなァお前……ケツマンコ貸せよ、ヤらせろや」

「はあ!?」

ちょっと待て、いいから待て!今コイツなんて言った!?ケツ…マ……いやいやいや!論外だし意味わかんねーし!!

「ふざけ……!!」

ジタバタと身体をバタつかせるが、そもそも体格が違いすぎる。この野郎微動だにしねえ!俺の平凡な顔を見て何盛ってんのか知らないけど、そんな事黙ってヤらせる程男捨ててない!!……なんて、心の中ではいくらでもイキれるけど、現実は残酷だ。暴れた事を罰するように俺を頭から地面に叩きつけて、野郎は俺に馬乗りになってくる。押しつぶされた肺から息が漏れる。楽しそうに振り上げられた拳が、怪しげにギラギラ光った瞳の勢いに乗せて俺の顔面に無情に叩き込まれた。

「ガハッ……!!」

怖い。抵抗するのも恐ろしいし防御しても余計相手を煽るだけだろう。では俺にできる事は何か……、否、…何もない。

「っへへ、大人しくしといた方が身の為だぜ…」

口の中は切れて血の味がする。胸ぐら掴まれてたからなんか喉あたりが麻痺ってる。ゴツゴツしたキモい手が俺の胸をさすって……やばい、マジで気持ち悪い。ベルト外す音がこんなに耳に突き刺さるとは思わなかった。

「やめ…ろ…っ」

俺のベルトを無駄に器用に外す不良の手に爪を立てるが、そんなのが効くはずもなく俺は無情にもベルトを外され、ズボンとパンツを抜き取られた。嫌だ……本当に…やめろ…!!

「あーぁ、コレさえ無ければよかったのに…まぁいいか」

ちょん、と指先で萎えたちんこを弾かれる。それすらも恐ろしくて縮み上がる俺を面白がって、不良は指を俺の口腔につき込んできた。

「んぅぐ!?」

「おら、濡らせや。ギッスギスに乾いたケツマンコに指突っ込まれてぇの?」

「んんんーーー!!」

今自分に何が起きてるのか、わからない。萎えた俺のイチモツをゴシゴシ擦る痛い手の平。ゴツゴツした不良の指が俺の口を行き来する。嫌だ…こんな、こんなのレイプじゃねえか!!!

「っぷぁ!」

「くははっ、涎の分泌良好〜!ちゃんと濡らしてから指突っ込んでやるんだ。ありがたく思えよクソオタク野郎」

「あぐっ、が、あああああ!!」

いきなり二本の指が俺の肛門に突き刺さる。マジで切れそうなくらいの激痛が俺に襲いかかるけど、幸い切れなかったようで、そして水音は最低限だった。痛い。辛い。いたい、つらい……。

「もうやめ…っ、やめてくれよぉ……!!!」

ちんこが入るように、そのためだけに慣らされていく俺のケツ……不良の指は、2本から1本に減らして、そこで慣らしてから1本から2本へと増やされて、乾いた指の擦れがひたすらに痛かった。途中、不良が口から唾液を垂らして滑りよくしてたけど、唾液ってのは意外とすぐ干からびる。

「ああああ!!!痛い…痛い…もう…やめろぉ…ッ」

もうこれ以上の陵辱は受けたくない…!!もうこれ以上の痛みには耐えられない…!!
そう念じた俺は、こんな事も思った。“女だったら……自分で濡れて気持ちよかったのか…”と。
ネットで女性がレイプに遭った記事はよく読む。気持ちいいとかそんなのないって。苦しくて怒りとか悲しみとかでいっぱいだって。でも男とは違うんだろ…!?勝手に濡れるんだろ!?

「ふざ、け、んな……!!」

こんな感情を女性に向けるのは間違ってる。わかってるんだ。でも、今の俺は……!!

「ああああ、あぁぁぁぁああ!!」









「…ぁ………、ぅ、ん…」

アレ…変、だな…
いつの間にか気絶していたらしい。俺はふと目を覚ましてあたりをキョロキョロと見渡した。









ここで終わり!!レイプされて性別が変わってしまった主人公が哉太とセックスして男に戻る話








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