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限界突破


※那瑞&清瞬前提、瞬と瑞希百合(笑)な感じの裏です。どっちかって言うと瞬が上ですが、二人とも鳴いてます
それでも平気だって方はどうぞ




















「暫くは俺に触れるな!」

「……暫く、禁止。させてあげない…」


二人が互いの恋人に向かってそう言ってセックス禁止令を出したのは二週間程前
日々繰り返される夜の営みにより瞬と瑞希、二人の身体の疲労はピークに達していた
別にセックスが嫌なわけではない。行為自体は気持ちのイイものだ。ましてや恋人である人物に触れられているのだから
でもそれには限度というものもある。受け入れる側の負担も何も考えずに繰り返される行為に身体が悲鳴を上げていた
授業をするのにも痛む腰を抑え、日々削られる睡眠に睡魔との格闘を余儀なくされる

故に今回那智と清春に出したセックス禁止令

勿論二人は反論したがそれ以上に疲労を浮かべる瞬と瑞希に迫られ、妙に迫力のある姿に大人しく二人は頷くしかなかった

そして、二週間を過ぎた頃


「…斑目、居るか?」

「……何?」


コンコン、と部屋のノックに耳を傾け扉を開けば扉の向こうには瞬が立っていた。普段瑞希の部屋に来る事は滅多にない為不思議に思いながらも瑞希はとりあえず、と瞬を部屋の中へと招いた


「……どうかした?」

「………」


ソファよりも柔らかな瑞希お気に入りのベッドへと招き、腰を下ろしながら隣へ座った瞬へ部屋へ来た理由を尋ねる。が、何処か言いづらそうに口ごもり中々答えようとはしない
暫く沈黙が訪れた後、漸く瞬は口を開いた


「斑目…お前は、その……溜まったり、しないのか?ホラ、仙道達に禁止令を出してから…全く、そういう事をしていない、わけだし…」

「……っ!?」


ボソボソと小さな声で床に視線を落としながら瑞希に問い掛ける。心無しか頬が赤くなっている
その問い掛けを聞いた瑞希は驚きつつも図星で、一気に顔を赤くさせながらも否定する事は無く頷く


「…だよな、ああ毎日していたって言うのに、それがパタリと止むと…何と言うか……」

「……疼く、かな…」


瞬の言葉に続いて小さな声色で瑞希も続けた。どうやら互いに溜まっていたらしい
が、自分から禁止令を出した為それを解いて抱いて欲しい、なんて口が裂けても言えない。その思いは二人共同じ
しかし受ける側とは言え、男だ。欲求は溜まって当たり前
どうしたものか、とぼんやり思っていると先に口を開いたのは瑞希だった


「……なら、一緒に…やる?」


思い掛けぬ瑞希の言葉に瞬は思わず耳を疑った
何を突然、と言いたくなったが真剣な瑞希の表情と溜まりに溜まった欲求がもう限界で、頭で考えるよりも先に瞬は首を縦に振っていた




―――――




「ふぁ、あ…はぁん、ッ」

「ァッ…ン、あ…しゅ、ん…っ」


お互い衣類を全て脱ぎ捨てベッドに横になり、互いの自身を合わせ先走りでぬめる自身を二人の手で扱き合う
男同士、更にはお互い受ける側の為どうすれば感じるか、どうすれば快楽を与えられるか何てわかりきっていたから裏筋を合わせ擦り合うようにくっつけそのまま腰を上下させ、時折先端の窪みを指先で弄りながら刺激を与える


「ひぁ、あ…あぅっ!」

「んぁっ、ア…はぁ、ッ!」


徐々に互いを高めていくがやはり、刺激が足りない
何時もは自身だけではなく、後ろも弄られているから。その場所での刺激を欲して秘部がヒクつくのを感じる
抑えが効かなくなり耐え切れなくなった瑞希はそのままそろりと硬く閉じたままの秘部へと指を伸ばした


「っふ…!」


久々に触れた為指は簡単には侵入を許してはくれない。しかし身体はその先の快楽を欲しているのも事実で
多少強引ではあるが指の先端を中へと無理に押し込んだ


「ひ、あぁッ…!」

「ア、くぅ…ッ!」


指を侵入させたことにより二人の自身を扱いていた手に力が篭り多少の痛みを覚えつつもそれ以上に快楽が襲い、先端からはドロリと大量の先走りが溢れる
押し込んだ指をゆっくりと動かし、徐々に解れてきたところに指の本数を増やし中を広げていく

その瑞希の行為を見て触発された瞬も自分の秘部へと指を伸ばし同じように中を解し始めた


「んぁっ…ァ、は…ぁう、っ」

「はぁっ、あ…アッ、も……ダメ、…ッ!」


指だけでは足りなくなった瑞希は秘部から埋めていた三本の指を引き抜き、合わせていた自身を一旦離せば瞬の上に跨がった
そのまま解れた秘部に瞬の自身をあてがう


「なっ、ま…斑目…!?」

「…ごめ、ん…瞬も、良くする…から…っあ、アァッ…!」


謝罪を一つしてからそのままゆっくりと腰を下ろし、自分の体重を利用してグププッと自身を飲み込んでいく
熱く、ヒクつく秘部の内部が瞬の自身に絡み付きたまらず瞬は腰を浮かせ嬌声を上げた


「あ、熱…っひ、や…あぁ!」

「ふぁ、あ…ぁンッ!瞬、しゅ、ん…ッ」


久々の熱い自身からの快楽を受けたまらず瑞希は腰を上下させ快楽を貪る。時折中をキュッと締め付けて瞬に快楽を与える事は忘れずに
もっと、もっとと揺らす腰の動きが止まらない
中を突かれ快楽に身を委ねる瑞希を見上げ瞬の秘部も熱い熱を欲してヒクつくのを感じた


「斑目、っは…お前ばかり…ズル、い…っ」


自分だって中に、奥に欲しい

その思いに気付いたのか瑞希は一旦腰を止め、ベッド脇にある引き出しへと手を伸ばす
その中には以前那智が置いて行ったバイブが入っていた。それを取り出し、唾液をバイブに垂らし舌で万遍なく濡らせば指が入ったままの瞬の秘部へと移動させる
そしてその指を無理矢理引き抜き、代わりにそのバイブをあてがった


「んあァッ、っ…」

「は…っ、…ちゃんと、力…抜いて、て…」


一言そう告げてからグッと一気に奥までバイブを押し込む


「ひ、っあぁアッ!」


途端、上がる嬌声。それと同時に腰を浮かせた為その振動により瑞希の中の前立腺を押し上げた


「あ、あぁァッ!や、ソコ…ッ…!」

「ふぁあ、っ!まだら、め…ぇっ、ッア!」


前立腺を押し上げられたことにより一層締まる瑞希の中。その締め付けにより強い快楽を覚え、更には中に埋められたバイブのスイッチを入れられたと同時に瞬の秘部内のバイブをぐちぐちっと卑猥な音を立てながら動かす
瑞希により与えられる快楽に頭がぼんやりし始めながらも瑞希の中を貪るようにグッと下から何度も何度も強く突き上げる

互いに与え合う快楽にもう絶頂も間近

絶頂へ導くかのように一層強く性感帯を突き上げると弓なりに身体を跳ねさせ同時に迎える絶頂


「イッ、イく…っ、ひぁあァアー…ッ!」

「しゅ…っ、あ、っああぁアッ!」


絶頂を迎える瞬間、瑞希は瞬を締め付け、瞬は中に埋められたバイブを強く締め付けて瑞希は自分の腹から胸に掛けて、瞬は瑞希の中へ濃度の濃い白濁をそれぞれに吐き出した
そしてそのまま体力が尽き、瑞希は瞬の上に倒れ込み、瞬はベッドへ深く身体を沈め射精後特有の気怠さに身体を委ねた





―――――





「「………」」


その頃、部屋の扉の隙間から二人の行為を眺め、一部始終をビデオカメラでしっかりと収める影が二つ


「…ナナがいねぇと思って探してたらよォ…」

「…先生に逢いたくなって来てみたら…」


先程までの光景が頭から離れず口元が緩み、ニヤニヤと笑いながら顔を見合わせる清春と那智

二人も流石に性欲が溜まり恋人に逢いに向かったところ、瞬の部屋を訪問したが本人は不在で清春は瞬の行方を追ってマンション内を探していた。そして那智は瑞希に逢いに合鍵を使い部屋の中の様子を覗いていたところに瞬を探しにやって来た清春と偶然鉢合わせた
暫く二人の様子を伺っていたが突如部屋の中で始まるお互いの恋人同士の行為に驚くも滅多に無いことだと思い、二人揃ってカメラで一部始終を撮影していた
行為が終われば撮影も終了。撮った映像を確認すれば口元の緩みが収まらない


「キシシッ、これで当分オカズには困んねェゼ」

「同感〜」


互いに笑い合い、ビデオカメラを抱え二人はそれぞれの家へと戻って行く
禁止令が解かれなくても暫くは平気だ、と酷く上機嫌だった

扉の向こうで自分達の恋人に見られ、更に撮影されていたと知る事のない瑞希と瞬は余韻に浸り久々の行為により訪れた睡魔に意識を奪われ、逆らう事なく一度眠りについた




―――――

瞬と瑞希百合(←)趣味全開ですみません…
清春と那智はこれで持つことはなく逆に襲いに行くんじゃないかな、とか思います(←)






あきゅろす。
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