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休息、必要不可欠




「ぅわっ!せ、んど…貴様、何し…っんン!?」

「ウルセェ、黙れヨ…ッ」


とある休日

ああ、今日もバイトだ…そう思いながら重い身体を引きずり玄関へと向かう
心無しか頭がグラつく気がするが気のせいだ

そう自分に言い聞かせドアノブに手を掛けようとした瞬間


ガチャリ


自然とドアが開く。不思議に思い顔を上げれば良く見知った人物の顔があった


「仙道…」

「……」

「何の用だ」


無言で立ち尽くしたままの清春の意図が掴めない。というか考えるのも怠い

どうせまた得意の悪戯を仕掛けに来たんだろうが、そんな事に構っている暇が無い
バイトに遅れる

そう思い隣を摺り抜けて行こうとした瞬間、腕を掴まれ文句を言う前にベッドへと引きずり押し倒され


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「はぁっ…ッン、ちょ…やめ、フザケ…ッァ!」


何も言葉を発さない清春に突然塞がれた唇。何とか唇を離し文句の一つでも言ってやろうと口を開くも、そんな反論は許さないとでも言うようにギュッと衣類の上から自身を掴まれる
衣類越しとはいえ性感帯である自身を掴まれてしまえば快楽が走り声が上がる

清春はそれを見逃さない

抵抗も止む一瞬の隙をついて手慣れた手つきで衣類を全て剥ぎ取る
剥ぎ取ったシャツで邪魔な両腕を拘束したら準備は完了


「ナーナチャーン、気持ちよーくしてやっからァ…大人しくしてろよ?」


耳元で業と囁かれる低音。瞬は清春の低音に弱い。普段聞く事が無いから特に、だ


「ッ、この……俺は、バイトが…っ!」

「ウッセェ!おめーはオレ様に溺れてりゃいーんだヨ」


反論を許さない清春の唇。唇を重ねられぬるりとした舌が侵入し、唾液の絡まる
舌で互いの舌を絡め強弱をつけて吸い上げてやれば瞬の抵抗が弱まり身体の力が抜けていく
それを見計らいまだ閉ざされたままの秘部の入口を指先で解すようやわやわと撫でてやる
そうすれば面白い程に跳ね上がる瞬の身体

何か言いたそうに唸るが清春に唇を塞がれている為に洩れるのは吐息混じりの喘ぎだけ
腕を封じられ抵抗もままらない瞬は只清春に身体を委ねる事しか出来ない

そうこうしている間に撫でていた秘部の入口が柔らかくなったとこでゆっくりと指先を侵入させる


「っぅ…は、ァッ!」

「…チッ、やァッぱまだキツイな…」


ある程度解れたとはいえ本来は受け入れる場所ではない為自然と排出させようとギュウギュウと指先を締め付ける
小さく舌打ちした清春は身体を屈め、指先を入れたままの秘部に顔を近付け唾液をたっぷりと乗せた舌で舐めていく。力を抜かせる為にもう片方の手でまだ余り反応を見せていない自身への愛撫も忘れずに


「あっ、ぁ…や、ンッ!せんっ、ど…ァッ」


ぬるぬるとした舌の感触と自身を愛撫する手の動きにビクビクと身体が跳ねる。声に甘さが宿るのを清春は聞き逃さない
徐々に硬度を上げていく自身の裏筋を親指の腹で擦り上げ掌で握った竿を扱き上げていけば快楽により瞬の身体から力が抜けていくのがわかる
その瞬間を見て秘部に埋めていた指先を根元までゆっくりと挿入させる
指を埋めた瞬間腰が跳ね上がるがさほど気にした様子は見せずに中を解すようぐるりと指を回す


「ア、あぁっ…!や、は…ァンッ」

「イヤ、じゃねぇよナ?ナァナ?」


独特の清春の笑い声が聞こえるがそれどころでは無い。解れてきた中へ埋められる指の本数が二本、三本と増えていく。勿論前立腺への刺激は忘れずに
奥のしこりをしつこいくらいに指で押し上げられ堪らず声が上がる

自身からもトロトロと透明な先走りが止まらない

ガクガクと震える太股と、上がる声に限界が近いと察するもそう簡単にイかせてはやらない

ズルリ、と中から一気に指を引き抜き自身を扱いていた手も止める。手は瞬の先走りでドロドロ


「ぅあ…っ、ア…仙道…っ?」

「ナナ、自分ばっかヨくなってズリィんじゃネェ?オレ様も…ヨくしろ、ヨッ!



引き抜いた指の代わりに硬く脈打つ清春の精器を入口に宛がい、予告も無しに一気に押し入れる


「っひ、あ…アァッ!」

「ック、やっぱキツ…ッ、でも…」


優しくする気は無い、と口元を歪め自分の下で乱れる瞬を見下ろしながら腰に手を添え、男にしては細いその腰を引き寄せ結合を深める
その際に上がった瞬の声を合図に肌をぶつけ合う音が部屋中に響く
狭くキツイ中は律動を繰り返すにつれ解れ、快楽に瞬が甘く鳴く


「あっ、ぁ…はぁっ!仙道、せん、ど…っひぁ、ッ」

「っ、は…イイみてぇだ、ナ…」

きゅう、と締め付けてくる中の具合に清春も次第に余裕が無くなり額や身体にジワリと汗を滲ませながらぱちゅ、ぱちゅんと音を立て前立腺を押し上げながら律動を早める
勿論、ドロドロと汚れる瞬自身の愛撫も忘れずに

途端、瞬の中は更に絡み付くようにきゅうきゅうと締め付け壁が動く


「っ、ハ…ナナァ…イくのかァ?」

「っひ、あ…あぁ…ッ!んぁっ、イ、ッ、イく…!」


自然と溢れる涙で頬を濡らし閉じる事を忘れた口端から唾液を零し、喘ぎ混じりに何とか言葉を紡いでコクコクと頷く姿は何とも言えない
妖艶なものだ

ゴクリと生唾を飲み込み瞬の片足を上げ更に深く繋がり腰を打ち付け前立腺を一層強く押し上げた

堪らず瞬の秘部がキュウゥッと締め付け、それが合図となり張り詰めていた自身からは白濁が吐き出される


「あっ、ひ…あぁあぁァッー…!」

「っく、は…ぁっ!」


パタパタッと瞬の腹や胸元に落ちる白濁
それと同時に限界を迎えた清春も中から抜く事はせずに白濁を瞬の中へ大量に注ぎ込んだ
収縮する中が清春自身を刺激する為に全ての白濁を吐き出すまで数回に分けて射精される


「………ぁ」


その熱さにフルフルと震え、白濁の流れる感覚と行為後特有の疲労感に襲われ瞬は意識を手放した


「…寝ちまったかァ?このバカナァナ」


全てを吐き出した後ゆっくりと自身を引き抜き、意識を飛ばした瞬の顔を覗き込めば汗で頬に張り付く髪を避け額に口付けを落とす
そして後処理を終えた後布団を掛けて寝顔を見つめる

普段よりも疲労感が漂うその顔を


「ったく、んな顔してバイト行ったって倒れんのがオチだろーガァ」


一目見て分かった。酷く疲れている事を
バイトなんかに行かせたくなかった。かと言ってそう言ったってコイツは『関係無い』と言って向かうに決まっている

だから、この方法が手っ取り早かった(ヤりたかったってのもあるけどヨ)


「…早く、何時ものてめぇに戻れよ、ナナ」


じゃねぇと、調子狂うんだよ

バーカ




――――――
疲れてるみたいだからちゃんと休め、心配だ…と素直に言えない清春が起こした行動でした







あきゅろす。
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