好きです、好きです(北山)
「せんぱいっ!」
「…げ、名字」
ぎゅ─っと抱き付くと眉間に皺が寄りながらべりっと引き剥がされた。(酷い!)
それでもめげずに隣を歩くと、北山先輩は溜め息を吐いていた。
「毎度毎度…、お前が抱き付くから俺は腰を‥!」
「先輩、腰痛持ちですか?」
「ちっげぇよ!バカ!」
いま、『腰を』と言ったじゃないか。そんなの確実に腰痛じゃないか
…次から抱き付くのはやめよかな
「っつ─か、お前は俺のドコ好きなわけ?」
「優しいとこも悪ぶってるとこも綺麗な目や髪、サッカー好きなとこをまとめて全部」
好きです、好きです
(………………へえ)
(流さないで下さい!)
t.heaven's blue様
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