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椎さま/シャンクス先生と補習

「じゃあ今日の放課後なっ!」
「えっ、あの…せんせー(今日はバイトが…)」
「ん?遅れるなよ」


ポンポンと頭を叩かれ、そんな笑顔で顔をのぞき込まれたら無理だなんて言えるわけないでしょう!(どーん)バイトがなんだ!シャンクスせんせーと2人きりの補習のためならバイトなんか全然休んじゃうよあたし!(店長には風邪ひいたって電話しよう)


「よっしゃあ!やる気が出てきたぞォおお!」
「なんで、補習なのにやる気出るんだよ」
「チッチッチ、ボニたん…君はわかってないな」
「きもっ、しね、あほ、」


スパンダに早弁を注意されたあげく、弁当を没収されたボニーは恐ろしく機嫌が悪い(けど、あたしは幸せの絶頂!)少し幸せを分けてあげようと思い、おやつのメロンパンをひと口あげようとしたら、全部奪われちゃったけど、あたしは泣かないんだからね!



そして、いよいよ放課後!あたしとシャンクスせんせーの禁断の愛の補習の時間の幕開けだ(うふふっ)きちんと席に座り、準備万端で待っていれば、ガラガラと扉をあけ入ってくるせんせーは疲れているのかいつもよりフェロモンがハンパない(ヤバい!妊娠しちゃう)


「おっ、なまえ!遅刻しなかったな」
「せんせーのためなら朝3時の新聞配達もできる自信があります」
「はははっ、じゃあ毎日おれにモーニングコールしてくれ」


朝は起きれないんだよなと席につくせんせー、ぜひモーニングコールさせてくださいと言えば、この話は補習が終わったらなっとキレイに流された(よし、今日の目標!せんせーの電話番号ゲット)


「じゃあまずは、このプリントを解いてみろ」
「ぎゃっ!こんなにいっぱい!?」
「仕方ないだろ、おまえがおたふく風邪で休んだ1週間分だ」
「ういー」


この年でおたふく風邪にかかった時はなんだか恥ずかしかったけど、シャンクスせんせーの補習が受けれたんだから結果オーライだね!しかも、せんせーの授業は真剣に聞いてるから、スルスルと問題が解ける(もしかして、愛の力?)


「すげーな、正解だ」
「へへーん!あたし、せんせーの授業だけは頑張ってるから」
「そっかそっか、でも他の授業も頑張れよ」


頭を撫でられ注意されるが、幸せすぎて鼻血がでそう…もう死んでもいいかも!いや、うそ!せめてせんせーの電話番号をゲットするまでは死ねない!


「あれ?どこだ…えっと、」
「どーしたの?」
「ちょっと職員室に忘れ物したから、取ってくる」
「えー、あたしを1人にしないで」
「すぐ戻ってくるから!それまでにプリント終わらせておけ」


せんせー居ないとやる気でないよ…そんなあたしの呟きもパタパタと走っていくせんせーの足音にかき消された。シーンと静まり返った教室には、時計の秒針だけが響き渡る。しばらく、大人しく問題を解いていたが、だんだん眠くなってきた(今日はやる気マックスで授業中寝なかったもんな、)












「…い……おい、なまえ起きろ」
「んっ、あと5分…だけ、」
「それ3回目だから…もう15分は寝たぞ」
「……えっ!?、はっ!?」


バッと起き上がれば目の前にはシャンクスせんせー!いつの間にか寝てたの!?うそ!せっかくの2人きりの時間が!しかも15分も寝顔を見られてたなんて、恥ずかしい!自分の不甲斐なさに悲しくなる!そんなあたしにお構いなしになにかを差し出すシャンクスせんせー。


「今日はよく頑張ったな!おれからのご褒美だ」
「えっ?…やったあ!シュークリームだ!」

他の奴らには内緒だからなっとウインクされちゃったあたしは、確実に新しい生命を身ごもりました。そしてよくよく聞けば忘れ物とはこのシュークリームのことだったらしい(ほんとかっこ良すぎてヤバいよ)

「よし、食ったら帰るぞ」
「はーい!」
「あっ、なまえ今日は歩きか?」

イエッサーと元気に答えたら、じゃあ特別におれの愛車の助手席に座らせてやるってまた頭をポンポンされた(もう、あたしに何人子どもを産めっていうの?!)




補習もなかなかいいもんだっ!
じゃあせんせー、また明日…って!せんせーの電話番号聞き忘れた!






あきゅろす。
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