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サラ様/買い物デート

「それでね…ってちょっとエース聞いてる!?」
「…はっ、!?わ、わわりい!マルコの髪型がなんだって?」
「ちがうよ!いまはM字ハゲについて話してたの!」
「そ、そうだったな!すまねえ」
「もう!」

やべえー、ふくれっ面が可愛くみえる!なまえのくせに生意気だ!とりあえず頭を殴れば、なにすんの!?と脇腹にパンチをくらった(痛くねえけど)

「今日のエースおかしいよ?便秘?下痢?」
「ちちちげえよ!きたねーな、べつにいつもと変わらねーよ!」
「ふーん、あっ!ホットドックだ!あたし買ってくるね」

そう言って走っていったなまえ…それにしても、今日のあいつの格好はなんだ!ジーナのやつがコーディネートしたとか言ってたな…いつもとは、なんか違う雰囲気に正直おれは戸惑っている(しかもあいつから、いい匂いするし)

「くそっ!かわいいじゃねぇかよぉお!!!」
「なにが?」
「うわあっ!!?なまえ!いつのまに…」
「はい、エースのホットドック!」
「あ、ありがとよ」
「で?なにがかわいいの?」

まずい……。つい叫んじまったがなまえがかわいいとか死んでも言えねー!なにか、言い訳を考えないと!

「あれだよ、あれ…わかるだろ?」
「はあ?あれって?」
「だから…こ、このウインナーだよ」
「はい!?ホットドックの?」
「そ、そそうだ!見ろよ、この焼き加減…それにこのケチャップとマスタードとのコラボレーション!最高にかわいいぜ!」

うわあっ…!やっちまった!いくらなまえがあほだからってこの言い訳はねぇだろ、おれ!だけど、すべてはなまえが悪い!久しぶりの島だからっていつもと違う格好なんかするからな…そうだ!おれは悪くねぇぞ!

「ほら、さっさと行くぞ!せっかくおれが買い物に付き合ってやってるんだから」
「ちょ、待って!だって食べ物があたしを呼ぶんだもん!」
「豚になっちまえ」
「ムキィイイ!このウインナーマニアがっ!」

ちくしょう!あんなこと言うんじゃなかったぜ!恥ずかしいやら、いつもとはちがう雰囲気のなまえのせいでおかしくなってたおれは、テンガロンハットを深くかぶりなおしなまえに手を差し出し、照れ隠しのつもりで、ついこんなことを言ってしまった(こんなのおれじゃねえ!)


「お手をどうぞ…お姫さま?」
「…!?ちょ、エースぅうう!?」
「うっせー!さっさと行くぞ」


なまえの手を乱暴につかみ歩き始めるおれに、笑いながらエース!耳が真っ赤だよと言う声が聞こえるが、いま振り返ったら、それ以上に真っ赤であろうおれの顔までバカにされそうなのでシカトしておいた(船に帰ったらジーナにひとこと言ってやる!)


まるで魔法にかかった午後2時
「おい!ジーナ!あいつの格好はなんだよ!?」
「もしかして欲情しちゃいました?」
「ち、ちげえよ!」
「ふーん(図星ね…)」




あきゅろす。
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