隊長に必要なもの?それは強さ?
白ヒゲ海賊団にきて、もうすぐで1ヶ月くらいになる。なんかただの船員じゃつまらない!どうせなら「隊長」クラスまで登りつめたい!
「あたしを十七番隊長にしてください」
「……寝言は寝てから言いやがれい」
「いいじゃん!いいじゃん!あたしも隊長って肩書きほしいっス!」
「こんな弱ちい隊長がいるかよい」
誰に頼めば隊長になれるのかと甲板で大の字になりながら、ずっと考えていたら何してんだよい?とマルコ隊長が現れたのでさっそく頼んでみたら、案の定コイツうぜーみたいな目で見られた(あたし負けないんだからね)
「あたしが隊長になるために、誰にも負けないものをいくつか考えてきたんです」
「へえ、なんだよい」
「食い意地はってるとこ…」
「却下、エースだって食い意地はってるよい…それにトシオもな、トシオなんかいい残飯処理機ができたってコックが喜んでたぜい」
「あたしのトシオを侮辱するなんて!まあ、そんなことはどうでもいい、つぎは…」
「(いいのかよい)つぎはなんだよい?」
「癒やし系ナンバーワン!いったぁあ」
言った瞬間マルコ隊長に頭をグリグリされた(リアルみさえだっ!)
「おまえがナンバーワンならトシオはおれのオンリーワンだよい」
このトシオ大好き人間めっ!(でもあたしにしか懐いてないけどね、へへーん)でもまたしても、トシオかあ…息子に出世の道を邪魔されるなんてちょっと複雑…。
「じゃあ次はこれ!」
「まだあるのかよい…」
「おい、2人で何してんだ?」
「あっ!エース、ねえ聞いてよ…」
突然現れたエースに今までのことを話していくと、なるほど…とつぶやくと少し考えこんだ。
「エースは放置して、続きをいいます!ジャカジャカジャカジャカジャジャーン!」
「さっさと言え」
「プリティーウーマン!」
「………」
「あれ?英語だからわからなかったかな?プリティーは「かわいい」、ウーマンは「女性」ですよ」
あーゆーおっけー?と聞き返したら思いっきりお尻を蹴られた(まじ、折れる!)
「時間の無駄だよい…おれはもう行く」
「ちょ、ちょっと待ってマルコ隊長!」
「引っ張るな!伸びるだろい」
必死にマルコ隊長にしがみつき、必死にすがるあたしは端から見たら別れ話に納得しない女みたいだろう。すると、あっとエースがひらめいたようにポンッと手のひらを叩いた。
「おまえが誰にも負けないものあるじゃねーか!?」
「えっ!なになになに!?」
「果てしなくウザいの他にあるのかよい?」
マルコ隊長そんな風に思ってたのね、ちょっとへこんだけどあたし負けない!
「それでエース!はやく教えてよ」
「おまえが誰にも負けないもの…それは…」
「(ごくり)それは…?」
「貧乳」
プッとマルコ隊長が吹き出す(クソっ)ちょっとちょっと乙女に向かって貧乳だなんて…しかも人が気にしていることを…許せん!
「海のもくずとなれぇえ!そしてワカメと一生うねってろぉお!」
きれいにアッパーが決まった瞬間だった…マルコ隊長がビビってるけど気にせず笑顔でいった。
「よし!あたし雑用のプロフェッショナルとして頑張ります!」
「隊長の肩書きはいいのかよい?」
「エースと同じ肩書きだなんて…」
クソ食らえだ!と倒れているエースを蹴り飛ばしてなまえは洗濯頑張るぞぉお!と走って消えていった。(あれはそうとう、貧乳気にしてんだよい、)おれは、二度とあいつの前でその言葉を口にしないと決意した。
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