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What!?恋とはなんだ?!




「白ヒゲ 虎子」
「肉食系男子トラざえもん」
「とーらーうーま略してトラウマ」
「キャサリン虎之介」

あれから船員たちみんなで、名前を考えた。でも変なものばっかでみんな却下!この子の親はあたし!しかもあたしにいちばん懐いているので、きっとあたしが考えた名前なら賛成するだろうということで、命名いたします。


「ゴンザレス!」
「却下だろぃ」
「ああ、却下だっ…ひどすぎる」


エースとマルコ隊長から即却下がだされた。ほかの船員たちからも大ブーイングだった。いや、みんなの考えたのよりは結構マシだよね?だけど、ゴンザレスっていうのは第二候補で、ほんとうにきちんと考えたのがあるのだ!


「この子には強く、たくましく、うるわしくなってほしい…そんな願いをこめてこの名前をつけました。その名も……













トシオ!!!」



まったく意味わかんねー!どこの親父だよ!?だれもがつっこんだが、なまえがトシオ!おいでー!と両手を広げれば、あのトラは嬉しそうに飛び込んでいきやがった。完全に2人、いや1人と1匹の世界にはいっている。


「よし、トシオ!お前はジャングル大帝になるんだ!レオなんかに負けるな!」


よしっ、いまから特訓じゃぁあああ!とトシオと走ってなまえはどっかに消えていった(なんでジャングルなんだよ)なまえが消え、集まっていた船員たちもどんどん解散していく。


「ああ…お前も寂しくなるよい?」
「はっ?どういう意味だよ」

おれの肩をポンポンと叩きながら、ニヤニヤと笑うマルコ。となりではジョズまで笑ってやがる(ふたりして気色悪いぜ)


「なまえのこと、トシオにとられちまったな」
「はいぃいいいっ!?」
「恋のライバル出現だろい」


まあ、せいぜい頑張れよとマルコは自分の部屋へと去っていく。わけがわからないという目でジョズを見れば、恋の相談ならいつでもまかせろと親指をたててポーズを決められた(いや、きもいし)


確かに、あいつが来てからずっとおれがそばにいて、なにかと世話してやったが、それはあいつが仲間であり、妹みたいな存在であり、人なつっこい犬みたいだからであり…たまに、かわいいやつだとか思っちまうが(いや、なに言ってんだおれは?!バカかっ!?)だけどそれは、恋とかそんなんなんじゃねぇええ!!!






「エースのやつ顔を赤くしながらなに考えてるんだか」
「まだまだあいつもガキだよい」
遠くでみていた大人な隊長ふたり…



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