はろー!新しいおともだち
HRがはじまり、担任の先生が自己紹介をはじめた。にかっと笑いながらまるで子どもみたいな雰囲気をもった先生だった。
「俺はシャンクスだ。1年間お前らの担任になった。まあ、よろしく頼む!」
シャンクス先生は一通り話すと、あとは好きなようにしろと言って教室から出ていってしまった(いい加減だな)あたしは隣のヤンキーと悪魔に挟まれ、ビクビクしながら、この席の居心地の悪さからナミたちのところへ行こうかどうかと迷っていると、なんと天使が舞い降りてきた!
「なぁ、キッドって…さっきの奴じゃん!お前、キッドと隣の席かよ!」
「あっ、はい…そうみたいです」
先ほどのピンク色の髪した女の子がどうやらヤンキーにようがあるみたいでこの席までやってきたらしい。
「ははっ!なんで敬語だよ?うちら同い年だろ。」
「はい、だっけ、ど、なんか、はい、つい…」
「お前キョドりすぎだろ!うちはボニーって言うんだ!あんたは?」
「みょうじなまえです。」
「よし、なまえよろしくな!あとこいつらはキッドとローだ。うちら中学からずっと同じクラスで腐れ縁なんだ、」
そう言うとボニーちゃんはあたしの両隣のヤンキーと悪魔まで紹介してくれた。あたしはとりあえず、先ほどのことを謝ろうとヤンキー…じゃなくてキッドさんに話しかけた。
「あの、キッドさま…先ほどは大変失礼いたしました!あたくしが入り口を塞いでしまい大変ご迷惑をおかけいたしました。この通り反省しているのでバラ色の高校生活をエンジョイプレイさせてくださいませ!」
「………」
しばらくの間、頭を下げていたがあまりにも反応がないので恐る恐る顔を上げれば、ボニーちゃん、キッドさま、悪魔もといローはポカンとした顔であたしを眺めていた。あたしがどうしたらいいか考えていたら、3人が急に笑い出した。
「なまえ、お前おもしろいな!キッドに様とかっ!まじウケる!はははっ」
「キッドさま許してやれよ、こいつバカだし、」
「トラファルガー、おれをバカにしてるだろ!ってかお前もなんだよ!おれは別に怒ってねえぞ」
まさかの発言にあたしは驚いた!だって舌打ちまでされたのに、あんなに人生の終わりを悟ったのに、あたしの勘違いだなんて!
「だってキッドさま、あんなに早くどかないと殺すぞオーラを出してたじゃありませんか!?」
「知るかっ!あとキッドさまとかやめろ。気持ち悪い、」
「なんだーよかったー…」
人は見かけじゃない!
「もう紛らわしいなあキッドぴょん!これからよろしくね」
「……調子のんなよ、」
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