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いやー!こわいー!




教室の中を少し覗けば、みんなけっこう賑やかで、女子の数名はもうグループができてる感じだった。あたしも友達100人作るぞなんて意気込んでたら、ゾロはさっさと教室に入ってもう自分の席に座っていた。(ひどっ、あとで覚えてろよ!)ナミはどこだろうと教室をキョロキョロしてたら、後ろから声をかけられた、と言うより怒鳴られた。


「どけっ邪魔だ、入るならさっさと中に入れ」

「あっ、す、すいません」

「チッ」

振り返れば赤い髪の男の子があたしを睨みつけ、舌打ちして教室に入っていた。(怖っ…絶対あいつヤンキーだ!どうしょー殺される!もうあたしのバラ色の高校生活ジ・エンド?)自分でも血の気がサーッとひいていくのがわかった。

そんなあたしを見て心配したのか、先ほどのヤンキーといっしょにいたピンク色の髪した女の子が笑いながら話しかけてくれた。
「お前大丈夫か?顔真っ青だぞ?あいつ見た目怖いけど、根はいい奴だから!なっ、ロー?」

だからあんま怖がるなよ?とあたしの頭をポンと叩き女の子は教室に入っていった(ああ、天使だ…)すると、ローと呼ばれた男の人はあたしを見るとニヤリと不適な笑みを浮かべ、明日から背後に気をつけるんだなと恐ろしいことを呟き、教室の中へ消えた。(ああ、悪魔だ…)


思わぬ精神的ダメージに、しばらくの間そこから動けずにいるとチャイムが鳴った。(あっ、やば!)急いで教室に入り、黒板にかかれている席の通りに座ればそこは地獄でした。



(右隣には悪魔、左隣にはヤンキー)









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