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見間違いには気をつけましょう




「じゃあ問題5まで解いとけ!おれさまは、ちょっくら職員室にいってくる」


スパンダがそう言って、慌ただしく教室から消えていった…(あれは、絶対ウンコ漏れそうだったに違いない)
ああ、それにしてもわかんないよー…ああ、今頃エース先輩は化学の授業中か(時間割はもちろん完璧に暗記してる)えっ?もしかして、実験とかしてたら白衣着ちゃったりしちゃうの?うっそん!うっそん!めちゃくちゃ拝見したいんですけどぉぉおおお!!!


よし!こんな時は…パウリーさんにメールだっ!(写メ送ってもらおう)ポケットを探り、携帯を手に取るあたし。






携帯を手にとる…








携帯を…………







携帯を…………









あれっ??なにこの違和感?








「ぎゃああああああ!!!!」
「うおぉ!!???うぜえ、急に叫ぶなって……お前なんだそれっ!?」
「あ゛ぁん!?そんなのあたしが聞きたいんですけど!キッドこそ!いちいちうるさい!」
「(逆ギレかよ…)」



はあ…意味わかんない…朝、遅刻しそうで急いでたからな…ああ、あたしのバカ!バカ!バカ!バカ!おバカさん!
あっ、でもそんなあたしをエース先輩は「かわいーな、こいつ(はーと)」とか言って優しくデコピンとかしてくれるかも(にやにや)




「おーい、なまえ!なまえちゃーん」
「無理だ、トラファルガー…こいつ妄想の世界に旅立った…」
「チッ、しょうがねえー…まあ、おれとの新婚生活を妄想してるのなら許してやるか(にやにや)」
「ちげえーだろ」
「ふふふっ、ひがむな、ひがむな」
「(もうこいつらイヤだ)」


隣に座る、にやにやした気持ち悪い2人組みを眺めながらおれは眠りにつくことにした(明日の朝、誰かこいつらの上履きに押しピン詰め込んでますように…)

ある午後の昼下がり
「ああー、スッキリした…おいお前らちゃんと解いたか?」
「先生!」
「なんだみょうじ………リモコンなんか持って、」
「そうなんです!そうなんですよ!間違ってテレビのリモコン持ってきたんで携帯とりに家に帰っていいですか?」
「…………よし、解答はじめるぞ!」
「えっ、シカト?シカト?」




あきゅろす。
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