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変態?いいえ、ただ愛が過剰なだけです




「聞いてみんな!あたし白馬の王子様に出会ったの!」

聞いた瞬間、意味がわからなかったが、転んだところをお姫様抱っこされて助けられたらしい…そんなキザ野郎が今時いるはずねーと思い、ルフィに詳しく聞けばやっぱりあいつの妄想だとすぐわかった。そんななまえのびっくり発言から数日…もはや、あいつはただのストーカーだと思う。

「あっ、エース先輩だ!きゃああ」

次の授業の教室に移動している途中だった。いきなり窓に走り寄り、今日もかっこいいなんて言いながら、バレないように盗み見みしている(あっ、写メった)

「ふっふっふっ、いいのが収穫できたぜ」
「お前盗み撮りとか、まじキモイ」
「チッチッチ、ボニーちゅわんあまいぞ!ムービーでしたぁあ!」

動いている姿をゲットしたぜ!とガッツポーズを決めるなまえ…まじうぜー、そのまま燃え尽きて灰になれ。

「そんなことしてると遅刻するぞ!お前のストーカー行為に付き合うほど、ヒマじゃねーんだよ」
「あっ!そういえば次はロビン先生の世界史!」

急がなきゃっとウチの手を引っ張りダッシュするなまえ。教室に入り、席に着こうとした瞬間チャイムがなった(ギリギリセーフだな)

「遅かったわね?何してたのよ」
「ストーカー行為につき合わされていた…」
「またー?」
「どんまい」

近くに座るナミとキッドもあきれる(やっぱりなまえとちがって常識があるな)ナミたちにあいつの今日の迷惑行為の内容を話しながら視線をなまえに移せば、ローに先ほどのムービーを自慢していた。

「見てよこれ、この歩く姿…んもーフェロモンやばっ!」
「なまえ…おれという者がいながら、なんでそんな男に…おれらの愛は永遠じゃなかったのか!?」
「だまれ!変態!勝手に思い出作んな」

おまえも変態だろとか思ったけど、ある意味あの2人が付き合ったら最強だよな(変態とストーカーカップル…やべ、性犯罪起きちまう)ローをシカトしつぎはゾロとルフィに自慢するなまえ。

「ほら、王子様が歩いているよ」
「ボケてるじゃねーか」
「だって、最大ズームだもん!」
「別におれはエースと毎日会ってるからなー」

ムキィイイ!この幸せ者!とルフィの首を占め、今日のエース先輩のパンツ何色だぁあ!?と叫ぶなまえはいつか本当にストーカー罪で捕まればいいと心から思ってしまった。





「あと、ちなみにトランクス派?ブリーフ派?もしや、ふんどし派!?」
「いや、ボクサー派だな」
「よし、メモしなきゃっ」







あきゅろす。
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