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掃除、サボる逃げる、ららららる〜




スパンダから授業を邪魔した罰として、放課後に理科室の掃除を命じられたあたしたち3人。ジャンケンで負けたあたしは掃除用具を取りに行くはめになった。そして理科室に戻ってきてツタンカーメンもびっくりな状況に唖然としてしまった。

「はい、ほうきとモップ持ってきたよ…って、まじか?」

ありえなーい!あいつら逃げやがった!あたし1人でここの掃除やれってか?無理だ、うん不可能だ!っていうか3人でやらなきゃ意味ないよね、あたしだけ罰を受けるなんて冗談キツいぜハニー!

「ていうことで、さらばじゃ!」

ほうきとモップを放置し、さっそうと駆け抜けるあたし(気分はまるで逃亡者、ってまんまじゃん)スパンダにバレないように教室までの道のりを進む。すると大好きな後ろ姿があたしの前に現れた。

「シャンクスせんせー!」
「あっ?よう、なまえじゃねーか」

名前を呼び、後ろから抱きつけば、よしよしと頭をなでてくれる先生にきゅん死に寸前5秒前!

「せんせー、その荷物持つの手伝うよ!あたしどうせヒマだし!」
「おっ、いいのか?でもお前理科室の掃除はおわったのか?」
「えェええ!?なぜそれを…」
「(スパンダムが泣きながら騒いでいたからな)…まあ、元気なのはいいが授業中は静かにするんだぞ」

頭に軽くチョップされたが、せんせーにならイッツオーライ!そこに愛を感じるのでへのかっぱだ、

「はーい…それでこの荷物どこに運ぶの?」

さりげなく軽い荷物の方を渡してくれるせんせーはまさにジェントルマン!女の子1人に掃除を押し付けるカス共とは全然ちがう(まじあいつら明日死刑)

「2ーAまでなんだが大丈夫か?」
「へえー、あたし2年生の教室ってはじめて!」

教室までの道のりはせんせーといろんな話をした。ルフィがお魚くわえた野良猫をおいかけて遅刻したことや、寝ているゾロのおでこに肉って書いたら気づかずに1日を過ごしたこと(あれは、まじ笑えた)くだらないことばっか話てたら、あっという間に2ーAの前だった(残念、もっとせんせーといたかったな)

「よし、ここだ!教卓まで頼む」
「ラジャー」せんせーの後に続き教室の中に入れば、まだ教室に残っている先輩が数人いた。あまり居心地がいいものじゃないので、さっさと教室から出ようとしたら後ろから声をかけられた。

「おい、なまえ!」

聞きなれたその声にまさかと思い振り返れば、そこに立っていたのはバイト先にいたパウリーさんだった。

「えェええ?!パウリーさんなぜここに!?」
「ここは、おれのクラスなんだ!おまえは?」

バイト先の制服とはちがう、学生服を着ているパウリーさんに驚きを隠せない。ちょっと待ってよ!ちょっと待ってよ!思考回路はショート寸前、

「パウリーさんって高校生だったの!?」




「なんでそんなに驚くんだよ!?」
「だって、パウリーさん…老けてるんだもん!」
「テ、テメェ…!」
「でも良かった、いい年してフリーターで大丈夫なのかって心配してたんですよ!」
「…おまえ明日のシフト変われ」
「そ、そんな理不尽な?!」








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