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アレってアレのことか?アレなのか?!




「なまえ!今日駅前にパフェ食いに行こうぜ?」
「ごめん!今日からバイトなんだ」
「ああ、きのう面接したとか言ってたわね、」

チッ、つまんねーとほっぺを膨らますボニーの仕草に思わずときめいてしまった。このキュンがあればバイトも頑張れるかも!

「明日パフェ食べにいこうよ」
「おう!楽しみにしとくぜ」
「バイト頑張ってねー」

はーいと返事してボニーとナミとバイバイした。緊張するなぁ、うまくやっていけるといいんだけど…そんなことを考えながら、あたしは今日から働く「カバのバカ」というおかしな名前のコンビニへと急いだ。(名前はともかく時給はいいんだよね)



















「いらっしゃいませー」
「もっと声だしていこうか?アレのときとかすごいんでしょ?」
「……」
「なに、セクハラしてんだァああ!このハレンチ店長がっ!」


あんたのせいでどのくらいの新人がやめたと思ってるんだァああ!と店長をグーで殴り飛ばし怒鳴りつける。あのー、店長さん鼻血だしてのびてますけど大丈夫なの?あなたもあたしと同じバイトの身分なのに、クビとかならないの?


「すまんな、新人」
「いや、あたしは大丈夫ですけど…(あなたのほうが大丈夫?)」
「そうか、なら良かった」


ニカッと笑うそのオールバックのお兄さんに少しドキドキしてしまった。ヒゲとか生やしてワイルドで怖そうなのに!(やっぱり、人は見かけじゃないなぁ)


「そういや、お前…名前は?」
「あっ、みょうじなまえです!今日からお世話になります」
「なまえか、おれはパウリーだ。まぁ、わからないことがあったらおれに聞け」


こいつに聞いたらまたセクハラされるぞと店長さんを踏みつけるパウリーさん。だから大丈夫なの?店長さん苦しんでるよ…

「バイトははじめてか?」
「は、はい!だから迷惑かけまくると思いますけど頑張りますので優しくご指導お願いします!」
「はじめはみんなできないのが当たり前だ、ひとつずつできていけばいい」


そう言って頭をポンポン叩かれた。ああ、兄貴!はじめてのバイトで不安だったけど…パウリーさんが優しくてよかった!嬉しくなって思わず店長さんを踏みつけていた(あっ、やべ)


「ちょ、ちょっとなまえちゃん!痛い、痛いから!でもこのかんじ………快感(はーと)」
「「きもっ!」」


パウリーさんとクソ店長を店の外に蹴り飛ばして、あたしのバイト初日はおわった。まあ、店長はクソでカスでセクハラだけど、パウリーさんがいるのでなんとかやっていけそうです。

「お前とはうまくやっていけそうだ」
「あ、あたしもそう思ってました!」
「僕もだよ」
「テメェはひっこんでろォおお」
(店長いつの間に…)






あきゅろす。
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