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健全な男子学生ですから、




惨敗だった新入生歓迎球技大会…でもチアガール姿が好評で、応援姿にメロメロで賞という、なんとも即席な賞をいただき、特別に「学食のランチ1週間無料券」をクラス全員分もらえた。ナミは不満だったみたいだけど、何より食うことが楽しみのあたしとルフィとボニーは本気で喜んだ。


「お昼だー!いぇーい!あれっ…ルフィとボニーは?」

「あの2人ならさっそく学食のランチを食べにいったわよ。私はお弁当作ってきたから行かないけどなまえも学食いく?」

「あたしもお弁当だから行かない!明日から行こうよ」


そうね、とうなづくナミ。あたしはいつもお昼時間は弁当を持ってナミの席の近くに移動する。キッドたちも空いている席に呼び、残った5人で各自持参した弁当やパンを食べる。


「キッドたちも明日から学食行こうね!仲良く7人で横一列に座って食べよう」

「横一列とか…場所とりすぎだろ、他のやつに迷惑だろ」

サラリと言い、焼きそばパンを食べるキッド。

「…あんたの口から迷惑なんて言葉がでるなんて…」

「テメェ、ナミ、」

「いや、おれも思った…」


ゾロに続いてローとあたしも、うん、うんとうなづけば顔を赤くしてうるせーと頭を叩かれた(痛っ!なんであたしだけ!?でも照れちゃって…かわいいなぁ)あたしは顔がにやけていくのがわかった。それに気づいたキッドにまた叩かれた(ちょ、本気で叩いたなこいつ、)
すると、お昼を食べ終えたらしいローが立ち上がった。


「さてと、おれはサンジに用があるから、ちょっと行ってくる…」

「へぇー、ローとサンジって仲良かったんだ!」

「まぁな、あいつとはAVの趣味があうんだ。まさかあいつが"深夜病棟〜淫らなナースたち"の続編を持ってたなんて…あれはレアなんだぜ?」

「「きもい」」


いきなり語り出す変態にナミと一緒に冷めた目で見れば、お前たちにはアイリちゃんのエロさがわからねーんだな、とサンジの教室へ行ってしまったロー。思わずアイツが机に置いていった缶コーヒーの中に食べてたウィンナーを投入してやった(あははっ、ざまあみろ)


「まったく、男ってやつは…」


ナミがそう言い、唐揚げを口に含むと教室の入り口からひょこっとローが顔をだし叫んだ。


「おい、お前らの好きなソラちゃんとマユミちゃんの新作も出たらしいぜ!」


ギロッとゾロとキッドを睨めばふたりして、あいつなに言ってんだよ…バカじゃねーのと笑い飛ばしていたが、まばたきが多く、尋常でないくらいの汗をかき、目が泳いでた。(いや、バレバレだから)




「「ほんとに男ってバカばっか…」」









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