罪な煙と本気の赤と
秤に掛けるなんてできない。
どっちかを選ぶなんてもっとできない。
罪な煙と本気な赤と。
迷いの炎と。
「結局、どうすればいいのかなぁ」
「何の話しだよい」
独り言のように呟いたつもりが声に出ていたことをマルコの質問によって初めて気が付いた。
もちろん、おれを悩ませているのはスモーカーとシャンクスだ。
おれは最初は性欲処理として使われていただけだと思っていたんだ。
でも、あの煙の男はおれを愛していると言った。
おれはネガティブな分けじゃないのに、ウソだと言い聞かせていた。
それは、多分ウソだと言い聞かせて本当はそうじゃないんだとなったとき、幸福感というかそれを大きくするためにわざとネガティブな考えでいるんだ。
でも、本当はどっかで期待している。ウソなんだって。
もし、性欲処理の関係のままでいたら、ずっとスモーカーが抱いてくれると思っているからだ。
本当に、自分がなんなのか分からない。
「なぁ、」
「ん?」
「もし、性欲処理の相手がいたら、マルコはそいつを愛せる?」
「……………愛せなくはない。忠、愛して何になる?」
「え?」
「こんな言い方よくねぇけど、性欲処理用の相手をもし愛してしまったら、そいつをもう手放したくなくなる。それ用の相手を愛したら、性欲処理の意味がない」
「性欲処理の相手って愛しちゃいけねぇの?」
「…そんなことねぇけどよい、セフレ的な関係なら愛はない方がいい」
「そう、なんだ……」
そういうことは、……?
思考回路が回らない、馬鹿な俺には理解しがたかった。
それも読み取ったマルコは、おれの悩みそのものを分かっているかのように教えてくれた。
「愛してる時点で、もうそいつらは堕ちている」
「……そっか………」
―――そっか、スモーカーはおれを愛してると言った。
それは多分、容易じゃないんだ。
性欲処理だと思っていたのは俺の勝手な思い込みで。
本気で愛しているから、愛してると言えたんだ。
本気で愛していなかったのは、俺だったんだ。
(やっと答が出ました)
(愛してると言った貴方の瞳は)
(真っ直ぐでした)
続く
どんどんイミフに…
1から書いてる私だって意味わかんないのに、読者の皆様はご理解できますでしょうか……。
ホントに力不足ですみません。
ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
次か、その次辺りで終わりです。
長編と呼べない…。
と言うことでもしかしたら短編(short)に移動かもです。
では、次回をぬるっと楽しみにしていて下さい。
最後まで意味不明ですみませんでした。←
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