「…私のこと好き?」 「それ、彼女が彼氏にゆうたらあかんセリフNo.1やんな」 「え?!そうなの!?」 怒るでもなく、拗ねるでもなく。 ただくすくすと笑う健二を見て…見てるだけで、私の胸はいっぱいいっぱいなのに。 健二はどう思ってるの? 「ほらめくれてる、はしたないで」 「自分が脱がしたんじゃない」 「……まぁ」 「ちょっと、そこで照れないでよ」 事後の余韻は甘く長く。 寝転がる私と、隣に座って私の髪をすく健二は、何とも言えない、暖かい眼差しを私に向けていた。 「なんか、ええなぁ。俺と同じ匂いがする」 「今日はシャンプーも同じだね」 そう、二人してくすくす笑って。 俺もそろそろ寝よ、なんて言ってベッドに潜り込んで来る健二にすりっと近寄ると、当たり前みたいに右手で私を抱きしめる。 「健二…」 「…好きや」 「私も」 ちう…と額にキスされて、誘われるように眠りに落ちた。 (お前が思ってる以上に、俺はお前の事好きやねんな) (わかっとるんか、ぼけ) *** ほんとに素敵だと思うんですよ。 笑顔が素敵。 …あと他のネタ中に「お前は神か」って聞かれて「私は神だ」って乗っちゃうとこが可愛い。 あれ台本に書いてあるんかなぁ… 時貴 [*前へ][次へ#] |