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アクマ








薄暗がりを手を引かれ、床をきしませながら主の後について行く




日が暮れた室内は、本物のお化け屋敷と化して


本当に廃墟じゃないのが、不思議だった。




そうして、1つの簡素な扉の前に立つと



主が扉を開いて



室内からは、ぶつかった時に嗅いだ主の匂いがした



どうやらここは主の自室のようで



ベットと、ホコリをかぶった掃除用具入れ、部屋の広さと、もう1つの備え付けの簡素な扉から

使用人の部屋じゃねーの?と当たりをつけた。




嘆かわしいというか、貧乏。



よく、悪魔との面会が出来たなと思いながら、長い長い順番待ちの末にようやくたどり着いた様がありありと脳内に浮かんだ




本来そんなものは、役人に多額の袖の下を渡せば3日でスルーできるが



そんなものがあるようにゃ、見えない



もう1つの簡素な扉

つれられるままに抜け出れば、そこは




ホコリをかぶった、服や装飾品が棚やラックにところ狭しと並べられた


ウォークインクローゼット、衣装部屋であった



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あきゅろす。
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