アクマ
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台所から机が運び出され、たった今書き出された円陣に椅子ごと配置され、規約作りがはじまった。
地べたの白墨の線は、片付けていってもらえるのか不安になりながら、読み上げられる規約が不可視の文字となって肌と首飾りに焼き付く
二度目のそれに、今さら悲鳴など上げはしないが何度経験しても、痛いものは痛い。
大体がありきたりに人に危害を加えないみたいなことや、命令遵守などを小難しく言っただけなのだが
やたら回りくどく、引き延ばし引き延ばし言うものだから苦痛が長引いて
先ほど吹っ飛ばしたしかえしなのか、と考えながら薄目で魔術師見る。優越感のような物が見て取れて、さらに歯を食い縛った
とっとと、読み終われ
額に滲む汗に、張り付く髪。クラクラしはじめた頭を抱えながら、気づいた時には椅子から前のめりに崩れ落ちた。
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