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アクマ






そうして、一大イベントも半分が終わり


明日また ご飯を食べてから、続きをという話しになって


主の寝床に戻ってきたのは良いものの



妹君のセシル嬢に食事をと行ったきり、二時間


帰って来やしねぇ。



ベットで と案内され、まさか一緒に、なんて無駄にドギマギした心臓の鼓動を返しやがれとブチぎれそうになりつつ




あいつ、何処で寝てんだと不安になってきた。



だって、ここはお化け屋敷と見間違うほどの廃墟、じゃなくてボロ屋敷



他に寝れそうな部屋なんて、無さそうで




しかたなく、ベットから降りて


迷子防止に悲鳴を上げる戸を開け放ち、キシむ廊下を歩いて


真っ暗な屋敷内を進んでいく


お化けでたら嫌だなと若干怯えつつ、うろ覚えのセシル嬢の部屋にむかって



そのとき階段の踊り場に




―――なんかッ 居た、



「ヒッ」


悲鳴は辛うじてこらえた。

とっさに指先に魔力を、


放って




―――バスケットボール大のそれに照らされて、うつらうつらしてた主は叩き起こされたようで



「は、えっ?」



無言で見詰め合いながら、


自分の部屋を自分から譲る、文字どおり寝ぼけたバカに



なんとも、言えない気分にさせられ




 苦笑いしながら首根っこ引っ付かんて、寝室に引きずり込んでやる事にした。






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あきゅろす。
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