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マオユウ
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それを聞いて暫く、やはりぼんやりと勇者は瞬きをした。

「(かえしたい)」

声もなく、唇が動く
口の中がカラカラなのだろうか、4日は寝ていたのだ。人の身には辛いだろうが

正直その答だけでは信用できない。

「…それをして、お前に何の得がある」

切り殺されそうになった炎の中で光を弾く白銀の鎧と剣の煌めきを思い出しながら、目の前の勇者と実比べた、が


フルアーマーの完全武装と、この華奢な病人がどうにも別人のようで誤魔化されるものかと自分に言い聞かせた。


だが、頭のどこかで視線を反らせば、今にでも 息を止めてしまいそうだとも考えていて、


思わず眉間のシワを更に深くした。



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AIイラスト投稿はうたたねパレッツ
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