黒猫の気まぐれ 17 『…は?(兄さんと九代目の血は繋がってないだと?…兄さんはこれを知りクーデターをおこし、九代目に何かされ、行方不明‥か。これなら辻褄が合う。にしても…死んでねぇっつってたな…死んでねぇならどこに…)チッ…ドカスが』 夜、パソコンの前に座っているユウヤがつぶやいた 『やはり偽善者は偽善者か…こりゃ当分人を信じるなんて無理だぜ…(兄さん、元気かな…)』 そういっていつもの仕事着に着替えたユウヤは仕事に向かった 「ぐぁぁ!」 プシャー ザクザクッ 「うぁぁぁぁぁ!」 『…終わりか』 剣についた血を振り払い、柄に入れるユウヤ 帰るため、出口に向かって歩き始めた しかし数歩歩いたところで足をとめ、腰のホルスターに入っている銃に手をかけた 『まだ生きてやったのかドカスが』 ユウヤの手で黒光りしている銃が光りだす 『かっ消えろ』 ドガァァン [back][next] [戻る] |