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黒猫の気まぐれ
74
















「でも本当に良かったのかい?」


ソファーに座ったユウヤにそう問いかけたマーモン


『…良くなきゃやんねぇ』


「それもそうだね」


ユウヤが予想通りの答えをだしたためか、それ以上は追求しようとせず、剣の手入れを始めたユウヤを横目に読みかけの本を再び読み始めたマーモン




スクアーロは相変わらずユウヤと剣の話をしようと必死だった


『…俺は剣士じゃねぇ』


しつこいスクアーロにそう言ったユウヤ


「どぉいうことだぁ?」


気になったスクアーロが聞くがユウヤは鼻で笑い手入れセットを片付け自室へと引き上げる


バリン!


「!?う゛ぉぉぉぉい!何しやがる!?」


ユウヤに鼻で笑われたことに少し苛々してたスクアーロだが、ザンザスの投げた酒瓶により、苛々をぶつける相手を変えた


「うぜぇ」


「う゛ぉぉぉぉい!!」



次の日の夜も幹部たちとザンザスは談話室に集まっていた



「そういや、ユウヤの感情を取り戻すとか言ってたけどアレ、どうなったの?」


唐突に、思い出したかのように言い出したベル


「そうねぇ…まぁ、そのうちなんとかなるでしょ!」


既に諦めていた幹部たちでしたw










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