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黒猫の気まぐれ
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あのあと、幹部の中でユウヤの感情を少しでも取り戻そうと言うことになった




──次の日──



幹部たちはユウヤを探していた


しかし、見つからないので近くに居合わせた隊員に聞いたルッスーリア

だが、隊員から返ってきた言葉は

「部屋で朝食をとった後、任務へ出ましたよ」

だった











それから数日はそんな日が続いていた



ガチャ



ほとんどの幹部が集まり、くつろいでいた談話室に入ってきたユウヤ


そんなユウヤの容姿を見て固まったスクアーロたち


ユウヤがヴァリアーの隊服、しかもXANXASと同じデザインのものを着ていたからである



「う゛ぉぉい。どうしたんだ、ソレ」

動揺しながらも声をかけたスクアーロ


『九代目の命令…隊服は兄さんが用意してた』


そう面倒くさ気に答えた


「ししっどんな命令なわけ?」


興味深そうに聞いたベル


『ヴァリアーとして任務をこなせ』


見事に一言で答える

答えてくれないと思っていたベルはまたしししっと彼独特の笑みを零した



ソファーの背もたれに上着を掛けて座り、剣の手入れを始める


そんなユウヤをジッと見ていたのはスクアーロ…とレビィである


『…なんだカス鮫』

レビィをスルーすることにしたらしいユウヤ
手入れをしながらスクアーロに聞く


「今度手合わせしてくれねぇかぁ?」

『…いいぜ(ニヤッ』


スクアーロはユウヤが怪しい笑みを零したことに気付かず、嬉しそうにしていた


『ただし、謹慎が解けたら、だ』







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