黒猫の気まぐれ
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「『るせぇ』」
どうやらもうひとつは兄さんだったらしい
しかもハモった
「う゛ぉ…ぉ‥ぃ」
驚きのあまり迫力のない声が出ているスクアーロ
マヌケ面だ(ニヤリ
そんなやりとりをしている間にルッスーリアが使用人に料理を運ぶよう指示を出していた
運ばれてきた料理はかなり豪華だった
運び終わると皆食べ始めた
しかし、ユウヤだけは手をつけていなかった
「…食わねーのか」
それを見ていたXANXASはユウヤに声を掛ける
『…』
XANXASのその言葉でようやく食べ始める
しかし、最後まで確認は忘れないらしく、毒が入っていないか、匂いを嗅いで確認したあと食べ始めた
その様子を見ていたヴァリアーだったがユウヤが食べ始めたのをきっかけに、再び食べ始めた
そこからは戦争である
ベルがスクアーロのおかずをとり、マーモンは幻覚でスクアーロのパンを取って食べ、スクアーロはそれに怒鳴り、それにイラついたXANXASがグラスや皿を投げる
周りはそれを総無視。
もちろんユウヤもそれを無視するがたまにXANXASと一緒に皿やグラスを投げる
顔色一つ変えずに食事をとって部屋に戻った
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