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黒猫の気まぐれ
69




「『るせぇ』」




どうやらもうひとつは兄さんだったらしい

しかもハモった


「う゛ぉ…ぉ‥ぃ」


驚きのあまり迫力のない声が出ているスクアーロ

マヌケ面だ(ニヤリ




そんなやりとりをしている間にルッスーリアが使用人に料理を運ぶよう指示を出していた



運ばれてきた料理はかなり豪華だった



運び終わると皆食べ始めた

しかし、ユウヤだけは手をつけていなかった


「…食わねーのか」


それを見ていたXANXASはユウヤに声を掛ける


『…』

XANXASのその言葉でようやく食べ始める

しかし、最後まで確認は忘れないらしく、毒が入っていないか、匂いを嗅いで確認したあと食べ始めた




その様子を見ていたヴァリアーだったがユウヤが食べ始めたのをきっかけに、再び食べ始めた




そこからは戦争である





ベルがスクアーロのおかずをとり、マーモンは幻覚でスクアーロのパンを取って食べ、スクアーロはそれに怒鳴り、それにイラついたXANXASがグラスや皿を投げる

周りはそれを総無視。
もちろんユウヤもそれを無視するがたまにXANXASと一緒に皿やグラスを投げる



顔色一つ変えずに食事をとって部屋に戻った








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