黒猫の気まぐれ
68 夕食
シャワーを浴び終え、髪を乾かし、少し仮眠を取ろうと思いキングサイズのベッドに横になった
ユウヤが寝てからしばらく経った頃、部屋がノックされ、人が入ってくる気配がしたため、ユウヤは目を覚ました
「夕食の時間になりましたので、お呼びにあがりました」
その言葉を聞き、武器へと伸ばしていた手を引っ込め、そういえばヴァリアーに来たんだったと思い出したユウヤ
のそのそと起き上がり、私服姿で、迎えにきた使用人について行く
もちろん服の下には暗殺ナイフ二本と拳銃二丁が隠れている
コンコン ガチャ
「失礼します。ユウヤ様をお連れしました」
使用人はそう言い、一礼して出ていった
中にはすでに席についているベルフェゴール、スクアーロ、マーモン、ルッスーリア
空いている席は3つで、真ん中の席はおそらく兄さんが座るんだろう
兄さんの隣で、マーモンの前でルッスーリアの横の席、そしてマーモンとベルの間の席が空いていた
ちなみにスクアーロはルッスーリアの隣でベルの前
一番兄さんから遠いのはベルとスクアーロだ
俺はなんとなくマーモンとベルの間に座った
俺が席につくと、凄い音を立てて扉が開いた
俺は反射的に、拳銃に手を伸ばしたがやった犯人を見てその手をおろした
入ってきたのは兄さんで、扉を気にすることなく、一番奥の真ん中の席に座った
兄さんに続いて入ってきたのはレビィで兄さんの隣に座った
スクアーロが扉のことに関して兄さんに怒鳴っていたが、うるさかったので何も入っていない皿をスクアーロの顔面目掛けて投げてやる
見事に顔面で受け取ってくれたスクアーロ
しかも二方向から飛んできていた
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