黒猫の気まぐれ 67 「こちらです。夕食は食堂で幹部の方と一緒にと XANXAS様から言われていますので、夕食の時間が近くなれば、迎えに上がります」 『…』 静かに使用人の説明を聞き、部屋に入るユウヤ 部屋を見渡せばかなり広く、ベッドに机、クローゼットなど、生活に必要最低限のものしかおいてなく、先ほど入ったXANXASの部屋と酷似していた だが、部屋に簡易キッチン、バスルーム、冷蔵庫があるからよしとするか 取り敢えず、風呂に入ろうと思い、クローゼットを覗く 中には、今まで使っていた服(主に黒しかない)とヴァリアーの隊服 『…?‥隊服?……は!?』 驚きのあまりキャラ崩壊したユウヤ 隊服だと理解したユウヤはダッシュで来た道を戻り、XANXASの部屋にノックなしでドアを壊す勢いで開けた(道は案内してもらったときに覚えた!byユウヤ) 「るせぇ…なんだ」 『なんで俺のクローゼットの中にヴァリアーの隊服があんだよ!?』 …声がデカくなっている(鮫ほどではないが… それほどビックリしたんだろう 「どうせヴァリアーに入隊すんだろ」 『しねぇよ!!…ったく、わかったよ。すりゃいいんだろ』 XANXASと同じデザインの隊服(もちろんズボン)を持ちながら抗議しようとしたユウヤだが、XANXASが一度言い出したら聞かないのは昔からなので、諦めた 結局、その後に部屋に戻り私服を出して、シャワーを浴びにいった [back][next] [戻る] |