黒猫の気まぐれ
61 会議
コンコン
会議室の前につき、ユウヤを案内してきた人物は扉をノックする
ガチャ
ユウヤを案内してきた人物が扉を開けると一斉に視線が集まる
男に続いてユウヤも中に入る
すると中にいた人の間にざわめきが起こった
[ホントに生きていたのか]
[あの黒猫だったとはな…]
などと聞こえてくる
だがユウヤは眉間にしわを寄せただけであまり気にしていないようだ
「よく来てくれたね、ユウヤ」
一番奥の席に座っている九代目が席に着いたユウヤに声をかけた
ユウヤを案内してきた人物はやはり守護者だったらしく、九代目のそばに移動していた
『呼び出したくせに何言ってやがる』
ユウヤの口調に周りが再びざわめく
しかし、九代目が宥めた
「いや、来てくれるとは思ってなかったよ」
『…兄さんに会いにきたついでた』
「そうか」
ユウヤがそう言っても九代目は笑顔で返した
そして会議が始まり、九代目と門外顧問で話し合った結果を伝えられた
「ヴァリアーは1ヶ月の謹慎処分とする。意義・質問はあるかね?」
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