黒猫の気まぐれ
47 実態のない幻影
━━チュッ
リップ音でユウヤは現実に戻った
…どうやらクローム髑髏がツナの頬にキスしたらしい
当の本人であるツナは女に慣れていないのかオドオドして赤くなっている
そうしてクロームは体育館の中央に行った
円陣をやろうとしたツナたちだったが、クロームが断り変な空気になっていた
フィールドについての説明が終わり、ツナ側の近くにいたユウヤはツナたちと一緒の赤外線の中に入ったがツナたちとの距離は離れまくっている
チ「霧の守護者、クローム髑髏VSマーモン
──バトル開始」
(前半飛ばします)
?「クフフフ…随分いきがっているじゃありませんか━━━━━マフィア風情が」
ユウヤの疑問が解けることはなく、戦闘は終盤へと近づいていった
マ「ムム…六道骸…どこかで聞いた名だと思えば1ヶ月ほど前に復讐者の牢獄から脱走を試みた奴がいた。そいつが六道骸」
『!!』
マーモンの言葉でようやく疑問が解けたユウヤ
マ「だが、脱走は失敗に終わったはず。さらに光も音も届かない最下層の牢屋に入れられたはずだ」
骸「クフフ…ボンゴレが誇る最強の暗殺部隊、ヴァリアーの情報網もたかが知れてますね。─────現に僕はここにある」
マ「面倒くさい奴だなぁ…君は女についた幻覚だろ。幻覚相手に負けてあげるほどボクはお人好しじゃないんだ」
そう言って幻覚で骸を氷らせたマーモン
さらにハンマーを創り、氷った骸を叩き割ろうとした
マ「ムギャ!?」
そんなマーモンに絡んだのは━━━━蓮の花
骸「クフフ…誰が幻覚ですか?」
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