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黒猫の気まぐれ
23


『ヴァリアーの任務と被るなんてな…まぁいいか(ヴァリアーの活動は確認出来たしな)』



敵アジトから離れた森で休むユウヤの呟きは静かな森へと消えていった



しばらく一点を見つめたまま動かなかったユウヤだが仕事用の携帯を取り出して依頼主に依頼完了の報告をしはじめた




ベルside


「あら!ベルちゃんお帰りなさい」

『うぜーよカマ。ちゃん付けすんな』

王子が気分良くアジト内を歩いてボスに報告に行こうとしたら、カマに見つかった。

イラついたからナイフを数本投げつけてやったのに簡単に交わしやがった

「いいから、ほらっボスに報告しにいくんでしょ!」

そう言って王子の背中を押して来やがった

『触んな!』

カマの手を振り払ってボスの部屋に向かった

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