黒猫の気まぐれ
14
九代目と家光が頷いたのを確認して話し出した
『…確かに俺はヴァリアーのボス、XANXASの妹のユウヤだ。でも今は"リョウ"と名乗ってる。理由は裏社会ではXANXASの妹ユウヤの名が知れてしまい、命が狙われるから…今はきても返り討ちにしてやる自信があっけどあのときの…三年前の俺は弱かった…不意をつかれれば簡単に殺れるガキだった…だから偽名を名乗り、ユウヤは死んだと思わせる必要があった』
「それでリョウと名乗り今に至るんだね?」
『…』
「そうか…辛かったろう。良かったらわしに顔を見せてくれんかね?」
ユウヤはしばらく考えた後被っていたフードをとった
出てきたのはXANXASと同じ瞳、同じ髪の男に間違われるような中性的な顔立ちだった
「XANXASとよく似ているね」
『…』
言われ慣れない言葉に顔を逸らした
「ボンゴレにこないかい?」
『…九代目の子供になれと?』
「…ダメかな?」
『やだ』
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