黒猫の気まぐれ
13
ユウヤは九代目に返事をせず黙っていた
九代目はそれを了承ととり、質問を始めた
「どうやってクーデターのことを知ったのかな?」
『…噂』
「ふむ…ではなぜ調べようと?」
『……興味…それと…』
「…?」
『…予感』
「予感…?」
『…噂聞いたとき嫌な胸騒ぎした』
「そうか…君に関することを聞いてもいいかな?」
『…答えられるとこは答える』
少し考えてから言ったユウヤ
「わかったよ。…君はXANXASの妹じゃろう?」
直球で聞いてきた九代目にユウヤのポーカーフェイスが一瞬驚きの表情に変わった
『…』
話していいのだろうか…その思いがユウヤの中にはあった
真剣な表情でこちらを見ている九代目を一度見た
『…このことは九代目と門外顧問のみで外部に漏らさないと約束してくれるか?』
「もちろんじゃよ」
しばらくの沈黙の後口を開いたユウヤにニッコリ笑って答えた九代目
九代目の近くにいた家光も頷いていた
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