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黒猫の気まぐれ
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「…ただ、今一番有力な情報によると"黒猫のリョウ"と呼ばれているのがそうかと…」

「何故そう思ったんじゃ?」


──黒猫のリョウ──

黒い服で気まぐれだとしか情報がない不思議で謎の多い人物である


「最近、黒猫のリョウがボンゴレのクーデターの情報をかき集めているそうです」

「…XANXASか」

「恐らく…」

それきり両者とも黙ってしまった



『…(さすがボンゴレというところか。デカいな)』

門へと近づいていく

「誰だ!!」

門にいた下っ端に呼び止められた
当たり前だろう

今のユウヤの格好は黒一色で目元までのフードを被っているのだ
怪しまれないほうがおかしい

『…黒猫だ。ドン・ボンゴレに会いにきた』

「許可はあるのか?」

『んなもんねぇよ』

「なら通すわけにはいかないな」

『チッ(やはり無理か…なら力ずくで通るしか…「どうした?」…)』

ユウヤが刀に手をかけ、抜こうとしたとき、門が開き二十代後半の男が出てきた

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あきゅろす。
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