小説 朝(あくてん:圭) 朝、雨が降ってた だから学校とかめんどくさくなってきちゃったし サボろうかなとか単位は平気だしなとか考えて 最終的にサボるを選んで二度寝してやった 学校サボって二度寝するってのはほんと気持ちいい でも俺の二度寝はたった30分程度で強制中断された。 iPhoneから流れるメール着信音によって。 画面をタップして誰からのメールなのか確認した 雄一郎からだった 10件くらい送ってきてたけど全部内容は似てて、ほとんど「学校来いよ」だ。 当然、無視。 眠いし行かない 今日は体育もあったし、 あのクソ寒い体育館で運動なんかやってられるかっつーの 俺の決心は固い はずだった。 昼に来た、怜花からのメール。 「学校来ないの?」って、短い文章。 見て直ぐ家を出た で、今、学校へ向かう電車を待ってる。 なにをしてるんだ俺は ・ [*前へ][次へ#] [戻る] |