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小説
永遠(見えない雨:牧田)


「貴方が柳井健斗に殺人を吹き込み、柳井健斗に代わって殺人をし、"小林"だけではなく、"藤元"まで殺した。....そしてその全ての罪を柳井健斗に擦り付け。柳井を監禁、殺害。


やったのは貴方ですね?」


姫川の真っ直ぐな視線が俺を捕らえる。
だけど、違う。
俺は知らない 何がなんだか解らない。
俺は確かに柳井から頼まれて殺し屋を使って小林を消した....だけど藤元は知らない。柳井も、俺がやったんじゃない。
俺はこの数週間、本気で柳井を探していた
本気で心配した。組のことも、柳井のことも。


そして


本気で好きだった。姫川を。

俺は本当にやってないんだから
なんてことないはずなのに
姫川の疑いの目に
俺は確かに傷付いていた。


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