とある毒舌家の話 デイダラと毒舌家 「六助!オレと遊ぶぞ、うん!」 「嫌です」 「な、何だと!?デイダラ様がわざわざ誘ってやったのにか!?うん!?」 「そうですけど、それが何か問題でも?」 「〜!!相変わらずいけ好かない奴っ」 「そうですか、じゃあもう二度とオレに話し掛けないでもらえますか?」 「うるさいぞ!うん!」 デイダラが怒鳴れば六助は無表情ながらも、迷惑そうに眉間にシワを寄せる。それに対しデイダラは更にイライラを募らせる。 「とにかく遊ぶぞ!・・・遊べ!」 「あんたが遊んでほしいだけじゃないですか」 「黙れ!うん!」 「一々怒鳴らないでいただけますか。非常にうっとうしいです」 「・・・そんな言い方だと、嫌われるぞ?うん!」 「だから、何なんです?」 デイダラの忠告のような言葉に六助はさらりと返す。何も気にしていない、と。そんなこと全然気にならない、と言われ、デイダラは思わず口をつぐんだ。 だが、何事もなかったかのようにまた口を開いた。 「六助!遊ぶぞ、うん!」 [次へ#] |