久しぶりの対面
「あー!!!湊に春彦じゃねえか!
なんで今まで俺に会いにこなかったんだよ!ずっと待ってたのに!
黙っていなくなるなんてダメなんだぞ!謝れよっ!」
会うや否やぎゃあぎゃあと喚くマリモ
あれからずっとこの調子なんだろう
相変わらずの傲慢っぷりに呆れて何も言えない
「クソマリモ、お前は黙っとけ」
「なっ!」
マリモはいつもの勢いはどうしたのかショックの色を隠せない様子でいる
「っ〜〜〜!そうだっ照れてるんだろ!」
マリモが黙った所で俺は口を開こうとした
が、復活したらしいマリモがまた的外れなことを叫ぶ
「何度言えば分かるんだ?俺は湊一筋なんだよ。
てめえなんか眼中にねえよ」
なんか、デジャブ・・・
「なんで、なんでそんな酷い事言うんだよ!
顔が好きなのか!?それなら俺の方が可愛い!!!」
春に向かって喚いたマリモは頭に手をかけ黒い塊を掴んだ
瞬間マリモの本体とも言えるモノがパサッと音をたて床に落ちた
まさに絶句
ある意味異質な存在を放っていたマリモの頭がとれたのだから
食堂中が静まり返った
「な!?俺の方が可愛いだろ!だから俺と付き合えよ春彦!!」
当の本人は得意げに言い放った
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