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テーブルにコーヒーとトースト、サラダを並べ向かい合わせに春が座る
キッチンに広がるコーヒーの香りが食欲をかき立てる

手を合わせ「頂きます」と言ってからコーヒーに砂糖を5杯入れそれを一口飲んだ
やっぱ朝はこれだな

「湊、砂糖入れすぎだろ」

怪訝な顔でそういう春

「いんだよ。つーかこれくらい入れなきゃ飲めたもんじゃねえよ」

生徒会室で春日が入れる紅茶には毎回砂糖はなくて
いつもこっそり自分で入れてた
俺がそのまま飲めないって知れば馬鹿にされるだろうから勿論言うはずもない

でも、あいつの入れる紅茶は美味かった
砂糖2杯で普通に飲めるしな

大して昔の事でもないのに何故かその光景が蘇り瞼の裏が少しだけ熱くなった
それを春に悟られないよう、トーストを齧る


朝食を食べ終え準備をする
着替えは予め持って来といて正解だったな
まあ、部屋は隣だが
着替え終わり寝室から出ると春が扉の前で待ってた

「行くぞ」

「ん」

そう言ってさり気なく手を繋ぐ春
おいコラ何してんだ
と、抗議の視線を送ると

行ってきますのちゅう
というふざけた台詞と共に唇を塞がれた
しかも軽いやつではなく、がっつり深いやつをだ






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あきゅろす。
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